あふれてる、この胸の中。叶えたい夢の模様には、感動的なきみの泣き笑う顔も映ってる。






やっとこさ2016年最後の振り返りである。
吹っ切れたあとの3ヶ月も なかなか濃い時間だったなあ、と、手帳を見ながら思ったので、長々と文字にして残しておこうと思う。












*10月
・KUNIKA 6th Voyage
Perfume COSMIC EXPROLER Dome Edition@京セラドーム


6th Voyage。菅野結以さんがきっかけでチェックし始めた、スイーツアーティストのKUNIKAさんの個展が自分の足で行ける場所で開かれると知ったときは、飛び上がるほど嬉しかった。その世界は『ただのスイーツ』じゃなくて、『かわいい』に対しての裏側というか…『かわいい』は残酷さも持ち合わせているからこそ 美しくて儚いものなのだと感じた。
そして、KUNIKAさんもすごく素敵な方で。パンフレットにサインをしてくださっただけじゃなくて、その場のフィーリングでイラストまで描いてくださって、本当に嬉しかった。

CE。オーディエンスが本当に持ってくるべきものは グッズでもお金でもなくて、チケットと心と身体だけなのかもしれない……そう思うほど、すべての要素が重なった一瞬一瞬が 彼女と大勢の人たちが作る『作品』で、だからこそこの瞬間がすきだなあと改めて感じた。
そんな作品の合間でのMCでは、彼女たちが人間であることを再確認することができて。スイッチの切り替えという面に対してもすごく勉強になった。

VBB。もともと大阪公演は平日1公演のみの予定だったのを、みーちゃんを誘って2公演に。ただでさえ日数が少ないしキャストも豪華であるが故に一時は諦めかけたが、素敵なご縁に恵まれて2公演 観ることが出来た。
東京のときよりも細かなところがスケールアップしていて、最初はアドリブなのかな?と思った『空を飛んでたら〜』のシーン。離れた場所だからこそ分かる、全ての要素の融合体。そりゃあ、何度みても飽きないわけだよ。だってすごく深くて、すごくおもしろいんだもん。
こんな素敵な舞台を3公演も観ることができたことに感謝。

…そして、みーちゃんと観劇した日の夜は、しいちゃんと合流して、念願のお酒。住んでいる場所はバラバラだし、性格だって違う。本当に、偶然の縁がなければ出会うこともすれ違うこともなかったであろう奇跡。あのときの私はきっと人生で初めて酔っ払っていたのだが、すごく濃くて大切な時間を過ごすことができた。



*11月
・FANTASTIC OVER@東京ドーム
・卒制に追われる
・バイト先の異動により店舗移転、辞める決意をする


FO。やっとたどり着いた舞台。追い続けてきた夢のひとつを叶えさせてあげられたこと。ここまでの11年…いろんなことがあって、いろんな感情があって。出会いと別れを繰り返し続けてきた彼らの姿と音楽のカタチを観ることができたことに、涙が止まらなかった。
11年前は観客がひとりもいなかったのに、いまじゃドームを埋めている。アリーナツアーができるようになって、ファンクラブに入っていてもチケットが取れない。本当に凄いよ。
彼らが放った『ありがとう』と『会場が変わっても 俺らは変わんない』という言葉を、私はこれからも信じていく。


卒業制作も、完成形に向けて最終調整をしていたのだが、そんな中で、バイト先が移転することになって。最初は移転メンバーで頑張ろうと思っていたのだが、移転したことによって、これまで必死に積み上げてきたものが全部壊れてしまって。だけど人は少ないから、やっぱりほぼ毎日バイトに行って。そして家に戻ればお手洗いで嘔吐を繰り返していた。
いま思えば、精神的に限界だった。
『自分このままだと死ぬかも』と思ってしまったことがきっかけで、年内で辞める決意を固める。



*12月
・24から感謝届けます@京セラドーム
・Are You Happy?@東京ドーム



辞めると決意して、店長にだけはすぐに報告。さすがに『バイトに入るたびに吐くから辞めます』とは言えず、理由はオーソドックスなものにしたけど。たぶん店長はあのときにはもう気づいてたんじゃないかな…とも思っている。
他のバイトさんにも真相は言わなかったし、タイミングが合わずほとんど話さないで終えた人もいるから、そこは申し訳なかった。
そして、これからを考えるとお金は必要だったから、バイト探し。面接。短期で春まで繋ごうと思っていたこともあり、なんとか繋ぐことができる確約をいただいたときは一安心だった。


24。こんなに早く この会場を彼らが使う日が来るとは。いろんな情報が巡り巡っていて、当時は どの情報が正しかったのか分かんなかったんだけど、たぶん、彼らが生み出したカタチが全てで。そんな中で追加公演 オーラス と2公演入ることができて、それぞれがそれぞれで成り立ってるそのカタチを観ることができたことが嬉しかった。
今回は元バイト先の後輩が重岡担ということもあり、2公演とも一緒に入った。彼女もまたすごく楽しんでくれたみたいで何よりである。

…そんな私は、STAY GOLDとDial upで毎回泣いてた。彼らが確かにそこにいた軌跡を残してくれたことに涙が止まらず、彼らと彼らの戦友がたしかにそこにいた。
誰かが誰かにファンサをしているだけで私まで嬉しいし、この人たちをすきでよかった と何度も思わせてくれたこの公演を、私はきっと一生忘れないと思う。

そして、ドームではたくさんの人に会うことができた。北から南まで、いろんなところから集まって。不思議な縁が導いてくれたからこそ、仲間に会うことはすごく大切な時間である。


あゆはぴ。ずっと前から『相方と一緒に入る』と目指してきた嵐のコンサート。しかも東京ドーム。いろんなことを乗り越えてきた子と入ることが出来ると分かったときは 信じられなさでいっぱいで、駅のホームで泣きかけた。
チケットが届くまで不安だったし、届いてからも現実味がなかった。
そんな中で始まって、すべてが現実世界で起こっているとわかったときに起こった鳥肌は 今でも忘れられない。
きっと泣かせるつもりのないであろう曲で号泣をかまし、最後の最後に持ってこられた曲でトドメの一撃。コンタクトが外れかけるくらいだったから終始泣きっぱなしだったような気もするけれど、夢の時間を過ごすことができた。

また、ここでも、たくさんの人と会うことができて。本当に、縁と奇跡を感じられる瞬間を自分が経験できていることに、感謝しかなかった。










…と、以上が、私にとっての2016年である。


2017年が始まっているので2017年のことも少しずつ書きたい気持ちではあるが、それはまた次のときにでも。










ノシ